どっちがお得?「住宅省エネキャンペーン」「こどもみらいテレワーク補助金」
2024/07/17
補助金
今年度注目の大型補助金制度「住宅省エネ2024キャンペーン」に注目が集まる中、
静岡県では子育て世帯・若者夫婦世帯(※)を対象に「こどもみらいテレワーク対応リフォーム制度」も実施されています。
補助対象工事が重複するものもあり、どちらの補助金を活用するのがお得なの?とお思いの方も少なくないでしょう。
こちらでは、それぞれの補助金の比較とおすすめの活用法をご紹介します!
※「住宅省エネ2024キャンペーン」とは、国で実施している「子育てエコホーム支援事業」「先進的窓リノベ2024事業」「給湯省エネ2024事業」の総称です。
※子育て世帯:令和6年4月1日時点で18歳未満の子を有する世帯、若者夫婦世帯:令和6年4月1日時点で夫婦いずれかが39歳以下の世帯のこと。こどもみらいテレワームリフォーム制度の適用にはいずれも「世帯構成確認書類(住民票、パートナーシップ証明書等)」の提出が条件となります。
こどもみらいテレワークリフォーム補助制度(静岡県限定)とは?
「住宅省エネ2024キャンペーン」は国で実施しているのに対し、「こどもみらいテレワークリフォーム補助制度」は静岡県独自のリフォーム補助制度で、テレワークスペースの確保に関するリフォーム工事に対して 上限10万円(1/2補助)、子育てライフ対応リフォームに 上限15万円(1/2補助)となります。
補助額
① テレワーク対応リフォーム(必須)で 最大10万円
② 子育てライフ対応リフォームに 最大15万円
補助率はいずれも工事金額の1/2となります。
さらに、
③ しずおか優良木材等補助加算として
①と併せて床を「しずおか優良木材認定製品」のフローリングに張替えた場合(10㎡以上)
1㎡あたり3,500円、上限14万円
対象となる世帯
子育て世帯: 令和6年4月1日時点で18歳未満の子を有する世帯
若者夫婦世帯:令和6年4月1日時点で夫婦いずれかが39歳以下の世帯
※いずれも世帯構成認定書類(住民票、パートナーシップ証明書等)の提出が条件となります。
対象となる工事
① テレワーク対応リフォーム(A、B、Cいずれか必須)
A)机の作り付け、B)スペースの確保、C)個室の確保
② 子育てライフ対応リフォーム
・快適な住環境となる省エネ、防音や内装の木質化工事
壁の防音化、高気密・断熱の窓などへの交換、しずおか優良木材等の仕上げ材(壁材、床材など)に張替え、断熱性向上リフォーム(外気に接する部分のみ)
・家事や子育てなどの負担軽減となる工事など
掃除しやすいトイレへの取替えまたは新設、掃除しやすいレンジフードへの取替えまたは新設、ビルトイン自動調理対応コンロへの取替えまたは新設、ビルトイン食洗機の新設、浴室乾燥機の新設、宅配ボックスの新設、作り付け収納の新設、自動水栓の設置
着色部分は子育てエコホーム事業、先進的窓リノベ事業でも対象となる工事です。
申請期間
1期募集(165件)2024/5/15~2024/8/15
2期募集(165件)2024/9/2~2024/12/16
※申請受付は先着順。予算がなくなり次第終了となります。
※それぞれ工事完了期限、実績報告期限が定められています。
同一の工事に対して国子育てエコホーム支援事業との併用はできません。また、過去に県のテレワーク対応リフォーム補助制度を使用された方・住宅は対象外です。
静岡県こどもみらいテレワーク対応リフォーム補助制度の詳細はこちら
https://www.t-rehome.jp/event/detail.php?e=81
設備機器に関する補助額の比較
工事内容 |
参考費用 |
子育てエコホーム
補助額
(上限30万円※)
|
こどもみらいテレワーク
補助額
(上限15万円)
|
|
掃除しやすいトイレ
|
15万円~
(本体+工事費)
|
22,000円
実質負担額
128,000円~
|
75,000円~
実質負担額
75,000円~
|
こどもみらいテレワーク |
浴室乾燥機の新設
|
10万円~
(本体+工事費)
|
23,000円
実質負担額
77,000円~
|
50,000円~
実質負担額
50,000円~
|
こどもみらいテレワーク |
掃除しやすいレンジフードに取り替えまたは新設
|
12万円~
(本体+工事費)
|
13,000円
実質負担額
107,000円~
|
60,000円~
実質負担額
60,000円~
|
こどもみらいテレワーク |
ビルトイン自動調理対応コンロに取り替えまたは新設
|
10万円~
(本体+工事費)
|
14,000円
実質負担額
86,000円~
|
50,000円~
実質負担額
50,000円~
|
こどもみらいテレワーク |
ビルトイン食洗器の新設
|
18万円~
(本体+工事費)
|
21,000円
実質負担額
159,000円~
|
90,000円~
実質負担額
90,000円~
|
こどもみらいテレワーク |
自動水栓の設置
|
10万円~
(本体+工事費)
|
5,000円
(節湯水栓)
実質負担額
95,000円~
|
50,000円~
実質負担額
50,000円~
|
こどもみらいテレワーク |
玄関ドアの交換
(省エネ基準)
|
35万円~
(本体+工事費)
|
37,000円
実質負担額
313,000円~
|
150,000円
(上限)
実質負担額
200,000円~
|
こどもみらいテレワーク |
宅配ボックスの設置
|
5万円~
(本体+工事費)
|
11,000円
実質負担額
40,000円~
|
25,000円
実質負担額
25,000円~
|
採用する商品により異なる
(工事金額が22,000円未満の場合は子育てエコホーム)
|
※画像はすべてイメージです。
※子育て世帯、若者夫婦世帯が既存住宅の購入を伴う場合、子育てエコホーム支援事業による補助額の上限は60万円となります。
・こどもみらいテレワークを利用する場合、上記の工事の他にテレワーク対応リフォーム工事が必須となります。
・子育てエコホーム支援制度では、キッチンセット交換を伴う対面化改修で90,000円の補助がプラスされます(※その場合の条件あり)。
こどもみらいテレワークは上限金額が15万円と子育てエコより少ないため、部分的な工事ではなくキッチン+浴室+洗面など、リフォーム範囲が広い場合こどもみらいテレワークの方が広範囲をカバーできます。
キッチンセットごと交換 →子育てエコホーム
レンジフード、コンロの交換・新設、食洗機の新設 →こどもみらいテレワーク
とトータルのリフォーム規模を踏まえて検討することがおすすめです。
窓まわりの断熱改修の比較
窓まわりの断熱改修は、国の「先進的窓リノベ事業」「子育てエコホーム支援事業」、県の「こどもみらいテレワークリフォーム補助制度」で対象工事となっています。
工事内容 |
先進的窓リノベ事業
補助額
(上限200万円)
|
子育てエコホーム
補助額
(上限30万円)
|
こどもみらいテレワーク
補助額
(上限15万円)
|
|
ガラス交換
内窓設置
外窓交換
|
工事額の1/2相当
上限200万円
|
|
工事額の1/2
上限15万円
|
先進的窓リノベ事業
|
玄関ドア交換
|
Sグレード
149,000円
Aグレード
117,000円
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Sグレード
49,000円
省エネ基準
37,000円
|
工事額の1/2
上限15万円
|
※先進的窓リノベの場合基準を満たす商品は高額になりがちなので、こどもみらいテレワークの方が有利
|
・先進的窓リノベ事業とこどもみらいテレワークでは、補助率が1/2(相当)と同等のため、上限額が多い先進的窓リノベ事業がおすすめです。
但し、採用する商材が先進的窓リノベ事業に定められた性能や条件を満たさない工事については、子育てエコホーム及びこどもみらいテレワークで再検討することもできます。
・玄関については、先進的窓リノベの断熱基準を満たす断熱性の高い商品も選択できますが、その場合は製品自体の価格が高額となったり、製品のデザインや仕様の選択肢も狭まるため、その家ごとに性能と価格をじっくり検討されることがおすすめです。
住宅省エネキャンペーン2024事業(子育てエコホーム支援事業、先進的窓リノベ事業、給湯省エネ事業)では、他にも様々なリフォーム工事が補助対象となっております。
また、住宅省エネキャンペーン2024事業は子育て世帯・若者夫婦世帯に限らず、どの世帯でも使える補助金なので、リフォームをご検討の方はぜひご活用ください。
詳しくはコチラもご覧ください
https://www.t-rehome.jp/event/detail.php?e=76
その他、どの補助金が使えるの?我が家はどんなリフォームができるの?など、気になる事はお気軽にTOKAIにお問い合わせください!