こんにちは!富士支店リフォーム課の澤田です。
先週に続き、研修旅行の様子をお届けします。
工場見学の次は、TOTOミュージアムへ。
(TOTOさんホームページより)
こちらではTOTOの創立時から今に至るまでの足跡や、受け継がれるものづくりへの想い、
世界各地での事業展開を、豊富な展示や貴重な資料とともに見学できます。
ところで、皆さんはTOTOの名前の由来を知っていますか?
歴史をさかのぼること約100年。
TOTOは1912年(明治45年)、陶磁器製品の製造・販売を行っていた
日本陶器合名会社(現 ノリタケカンパニーリミテド)社長の大倉和親が、
視察のために訪れた欧米で衛生陶器を目にして、
「日本にも快適で衛生的な生活文化を普及させたい」という想いから、
1912年に衛生陶器を開発するための製陶研究所を設立しました。
日本にまだ下水道が整備されていない時代でしたが、研究所で試作を繰り返し、
この陶製腰掛水洗便器を普及させ、生活文化の向上や社会の発展につなげることを目指し、
1917年、北九州市小倉に東洋陶器株式会社を設立しました。
その後は衛生陶器の性能を最大限に生かすために、水栓金具を自製化したり、
ユニットバスの開発、洗面化粧台、システムキッチン、温水洗浄便座「ウォシュレット」、
音姫など私が生まれてから当たり前にある製品も、歴史を辿るとたくさんの人の努力や技があって
現在の便利な生活ができていると思うと、感慨深いものがありました。
私もリフォームの仕事を通して、たくさんの方の生
活をより便利に安全にできるように提案・施工をしていきたいと改めて思いました。
さて、ミュージアムの見学に戻りましょう。
上の写真は1964年の東京オリンピックに合わせて建設された
ホテルニューオータニに納品された日本初のユニットバスルームです。
オリンピックに間に合わせるため「工期が短縮できる浴室の工法を」との意向から開発され、
1044室の浴室工事を工場製作から現場設置までを3.5ヵ月で完了できたそうです。
現地にはホテルニューオータニに現存していた貴重な現物が展示されていました。
室内をよく見ると、電話や栓抜きまで付いていて、何に使うのか分かりませんでしたが
説明を聞いてびっくりしてしまいました!
こちらは衛生陶器のミニチュアです。
ショールームの無かった時代は、お客様に商品の色や形を説明する際に使用していたようです。
大きさは今のネオレストより少し大きく感じました。
洗浄水量は大で8リットル、小で6リットル。
最新のネオレストは大で3.8リットル小で3.0リットルですので
約30年間で半分以下に節水されています。
小さい子供向けのトイレや、なんと力士専用のトイレもあります!
東京の両国国技館建設の際に開発され、
200キロ以上の体重も耐えられるように便座を厚くしたり、
便器を固定する穴を通常よりも増やしたりして丈夫に作っているそうです。
ただこれに合うウォシュレットは無いそうです(^^;
実際に私も座ってみたのですが、洋服を着ていても落ちてしまいました。
お次はトイレバイクネオ!
2011年に環境への取り組みをPRする目的で、実際に北九州から東京まで
約1,400Kmを走ったそうです。
燃料は動物の排泄物などから作られたバイオガスが使用されました。
現在は走っていませんが、実際に走っているところ見てみたかったです。
バイクに乗る私としては、運転もしてみたかったです(^^)!
最新の製品や国内未発売の製品などもあり、とてもワクワクしました。
こちらは海外向け商品「フローテーションタブ」というバスタブです。
仰向けに寝たときの身体に沿うような形状になっていて、
お湯の浮力で関節にかかる負荷を軽減して、リラックスした姿勢で入浴できます。
宇宙飛行士が宇宙空間で休憩している時の姿勢に近いそうです。
寝転がって入れるのは気持ちよさそうです!
残念ながら、フローテーションタブは日本では発売されていませんが、
シンラの「ファーストクラス浴槽」や、サザナの「ゆるリラ浴槽」は
こちらの商品をヒントに開発されているので、ぜひ最寄りのショールームでお試しください!
今回行ったTOTOミュージアム、みどころ満載で伝えきれないので、
お近くへ行かれた際は、ぜひ行かれてみてください!
なかなか行く機会が無いよ、という方はこちら↓
https://jp.toto.com/pages/knowledge/visit/museum/vr/
なんと、バーチャルミュージアムで見学体験ができます!
最後は小倉城!
今回の研修でたくさん知識を増やすことができたので、これからも
商談やお打ち合わせで皆さまにTOTOさんの素晴らしさをお伝えできればと思います!
それでは、次のブログでお会いしましょう(^^♪